もともと南イタリアの食べ方だったが、いまでは全土に広がっている。
パッパにはなんでも入れるが、病気のときによく入れるのは、すりおろしたニンジンだ。
ここで紹介するのは、トマト入りのパンがゆ、パッパアルポモドーロ。
ニンニクをオリーブオイルでゆっくり炒め、香りが出たらホールトマトを入れ、つぶして煮たてる。
煮たったら、チキンブイヨンか水を入れる。
再び煮たったら、固くなったパンを加えて、ほぐしながら煮る。
パンがやわらかく煮え、全体がどろっとした感じになればいい。
バジルを加え、塩、コショウで味をととのえる。
オリーブオイルを適量、かけまわし、バジルの葉をかざると見栄えがいい。
日本のパンはやわらかいから、煮すぎると溶けてなくなってしまうので、固くなったフランスパンなどがいいだろう。
パッパは簡単につくれるから、忙しい現代人に向いている。
朝食のおかゆがわりにいかがだろうか。
緑黄色野菜をおいしくたっぷり食べられるのがカポナータだ。
炒め野菜のトマトソースあえとでもいおうか。
フランスでいうラタトゥユといえば、ああ、あれかと思いだす人も多いだろう。
これも、ざっくりと簡単につくれ、さっぱりとしていて、野菜のうま味を楽しめるシチリア生まれの家庭料理だ。
前菜にもぴったりの一品である。
栄養の面からみても、たっぷりの緑黄色野菜をオリーブオイルで炒めることで、リコピンやβ‐カロチンがより吸収しやすくなり、ぜひお勧めしたい料理だ。
角切りにしたナスをオリーブオイルで揚げ、ホールトマトの水煮を煮詰めたものとあえる。
バジルの葉を加えて、塩、コショウで味をととのえる。
それだけだ。
最近では、ナスだけでなく、ズッキーニ、赤ピーマン、黄ピーマン、ニンジンなども入れるようになった。
ジャガイモやカボチャなど、お好みの野菜を入れてもいいだろう。
野菜の色があざやかで、食欲をそそる。
カポナータのコツは、野菜をある程度用意して、たくさん入れることだ。
カポナータを一皿食べれば、「緑黄色野菜1日何グラム」などと、こまかく考える必要がない。
保存が効き、冷たくてもおいしく食べられる。
パスタにかければ、おいしい野菜パスタになる。
トマトに詰めものをして焼く料理はいろいろあるが、ちょっとめんどうだ。
それならトマトをそのまま焼いて食べるのもいい。
トマトに包丁で筋を入れて、オリーブオイルをたらし、パルメザンチーズをかけてそのままオーブントースターで15~20分ほど焼く。
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